ありえない！760万件個人情報流出〜ベネッセホールディングス〜株価も急落／社外の人間に情報管理

流出情報を使ったジャストシステムは株価ストップ安

東京株式市場で、760万件という過去最悪の顧客情報大量流出が判明したベネッセホールディングスの株が急落しました。一時は280円安（6.42％安）の4080円まで値下がり。午前終値は225円安の4135円。「企業イメージが低下し、顧客離れが進んで業績が悪化する」との懸念が広がり、売りが膨らんだ。また、ジャストシステムの株も急落。前日終値比150円安（15.23％安）の835円と値幅制限の下限に達するストップ安となりました。（毎日新聞）

顧客情報が大量流出したのは、ベネッセホールディングスの「進研ゼミ」「こどもチャレンジ」など26の通信講座やサービス。
それにしても760万件というのは、ありえない数字ですね。報道によると「消費者庁は、個人情報の流出件数としては過去最悪としており、さらに2070万件まで増える可能性がある」というのだから、大変な問題です。

情報が流出したサービス一覧
・こどもちゃれんじ
・こどもちゃれんじEnglish
・進研ゼミ小学講座
・進研ゼミ中学講座
・進研ゼミ高校講座
・難関私立中高一貫講座
・東大特講褸√T　東大特講褸√K
・考える力・プラス中学受験講座
・公立中高一貫校受験講座
・WorldWide Kids
・BE-GO
・かがく組
・こども英語教室
・グリムスクール
・コラショのえいごコース
・サイエンス教室
・学習教室
・文章表現教室
・考える力・プラス講座
・得点力学習DS
・ポケットチャレンジ
・しまじろうミュージック
・EVERES
・いぬのきもち
・ねこのきもち
・befa！
（以上朝日新聞より）

上を見てびっくりしました。これはベネッセのほとんどのサービス＆出版物でしょうが、そのうち「ねこのきもち」を数年前まで購読していたのです。これは「いぬのきもち」と同様、本屋では売っておらず、すべて通信販売なのです。当然リストに基づいています。数年前に購読中止をしていますが、その時のリストが残っていない保障はありません。
十分にわが家の情報が流出した可能性が高いとみなければなりません。

本当に他人事ではありません！

私は以前、あるクレジットカード会社の情報流出にも遭いました。それから３年前にはレンタルソフトのゲオでも情報流出に遭っています。
これらは、幸いにして実害がなくて（ただしDMや電話勧誘が増えたようです）すみましたが、個人情報が誰かに握られているというのは実に不気味なものです。

今回の場合、流出した情報は社内のデータベースにあり、「データベースにアクセスできる権限を持つ社外の人間」が名簿業者に流した可能性が高いという。（朝日新聞）
社外の人間にアクセス権を持たせるなんて、情報管理がズサンと言わざるをえません。

そして名簿業者からジャストシステムに情報が渡るわけです。

私などは、ネット関連でかなり個人情報を提供していますから、本当にIT関連の会社には厳しい情報管理をお願いしたいものです。

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タグ：個人情報流出 ベネッセホールディングス ジャストシステム