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【祝】ブラック企業大賞にヤマダ電機!〜過労自殺続出で受賞/特別賞に東京都議会/業界賞にたかの友梨とA-1Pictures [ニュース]

ヤマダ電機は46人の店長が過労死ラインを超えているなど、堂々の大賞受賞

このほど、長時間労働やパワハラなどで悪質だとされる企業を選出する「第3回ブラック企業大賞」の発表会がブラック企業大賞実行委員会によって行われました。(9月6日東京千代田区にて)

それによると、「大賞」にはめでたく「ヤマダ電機」が選ばれました。
また、「特別賞」にはセクハラヤジ問題で話題を呼んだ「東京都議会」が受賞。
「業界賞」にはアニメ制作会社のA-1Picturesと、「たかの友梨ビューティクリニック」を展開する不二ビューティの2社に。
さらに「要努力賞」として、牛肉チェーン「すき家」を運営するゼンショーホールディングスに贈られました。

ブラック企業大賞は、労組やNPO法人、弁護士、ジャーナリストらによる実行委員会が企画したもので、第3回となる今年は、7月に9組10社がノミネートされ、9月に「不二ビューティ(たかの友梨ビューティクリニック)」と「ゼンショーホールディングス」の2社が追加ノミネートされ、合計11社による争いとなりました。

受賞理由

以下、ブラック企業大賞実行委員会による選考理由です。(特別賞と要努力賞は略)
http://blackcorpaward.blogspot.jp/p/blog-page_12.html を参照)

【大賞=ヤマダ電機】
何と言っても過労自殺が相次いでいるのが受賞理由です。
2007年9月19日午前2時頃、同社の郊外型店舗「テックランド」柏崎店に勤務していた当時23歳の男性社員(Aさん)が、過労の末に社宅で首を吊り自殺した。
2011年6月、Aさんの自殺は労災認定された。長岡労働基準監督署は、関係者の証言や警備記録などから男性が自殺する直前1ヶ月間で少なくとも106時間21分の残業をしていたと結論。特に亡くなる前の1週間の時間外労働は47時間30分と極度に多いことが認められている。
遺族はヤマダ電機側に安全配慮義務違反があったとして、2013年12月11日に前橋地裁に損害賠償などを求めて提訴しているが、ヤマダ電機側は労基署の認定は事実誤認に基づくとして、訴えを全面的に否定している。
なおヤマダ電機では2004年4月上旬にも、当時29歳の契約社員が上司からの罵倒の末に自殺に追いやられたとして、2005年1月に遺族から損害賠償請求を提訴されている。さらに2013年7月にはテックランド船引店の店長が営業不振に苦しんだあげく、架空売上を計上して自殺に追い込まれたとの報道(「週刊文春」13年12月19日号)もある。
「週刊文春」が入手したヤマダ電機の内部資料によると、2013年9月7日以降の4週間で、残業時間が40時間を超えた従業員は全国607店舗で1819人。さらに46人の店長が、厚生労働省の定めた「過労死ライン」(残業時間が月平均80時間)を超えているという。

【ブログ管理者の講評】
過労死自殺が相次いでいるのに、会社側はそれを否定し、新たな対策を立ててないどころか、今現在で46人の過労死予備軍を抱えているとは、すごいの一言です。大賞に意義なしです。
これじゃ自殺せずとも、過労で死者が出ることは間違いありません。ヤマダ電機は早急に対策を講じるべきでしょう。

【業界賞=A1pictures】
2010年10月、当時28歳の男性社員Aさんが都内の自宅アパートで自殺した。Aさんが退職後に通院していた医療施設のカルテには、「月600時間労働」などの記載があり、残業時間は多い時で月344時間に上った。7日間連続で会社に泊まったり、3カ月休みがなかったこともあったというが、残業代が支払われた形跡はなかったという。
Aさんの自殺は2014年4月11日に新宿労働基準監督署が労災認定。同署は男性が在職中に鬱病を発症しており、発症の2~4カ月前に少なくとも月100時間を超える残業があったと認定している。
アニメ制作は多くの若者が志す人気職種となっている一方、日本アニメーター・演出協会が2008年に728人を対象に行なった調査では、アニメーターの賃金は年収200万円未満が9割で、労働時間管理がなされず、社会保険も未加入という事例が多数あったとされる。「好きな仕事をしたい」という若者の心理につけ込むことで、劣悪な労働を甘受させる「やりがい搾取」の象徴的事例。

【ブログ管理者の講評】
私たちが楽しく観ているアニメも、裏では血のにじむような苦労が払われて作られているということを、痛感させられる事例です。
アニメは手書きにしろ、CGにしろ、非常に労力がいる重労働です。しかし、夢の仕事、あこがれの仕事のアニメーターの職に就けたんだから、おまえら文句いわず働け!という雇用者の意図が見え見えです。
これじゃ質のいい制作が出来るはずはありません。A1picturesに限らず、アニメ業界は猛省し対策を講じていただきたい。

【業界賞=たかの友梨ビューティクリニック】
代表取締役の髙野友梨氏は「カリスマ美容家」として有名である。
しかし、現場で働く従業員の労働環境は過酷なもので、多くが、1日に12時間も働かされ、その間休憩をほとんど取れていない。また、休日 も規定通りに休めず、有給休暇も取得できない。そうした過重労働にもかかわらず、残業代・休日手当は適切に払われていなかった。
2014年8月、仙台労働基準監督署は、たかの友梨仙台店に対し、タイムカードの記録と警備記録のズレを指摘し、残業代未払い分の精算をすることや、適切に休憩を取れる措置を取ること、有給休暇を労働者の希望通りに取らせることといった、行政指導・勧告を出している。
ところが、労働組合の公表したところによれば、社長の髙野友梨氏は、労基署に通報した従業員を長時間にわたり「労働基準法にぴったりそろったら、絶対成り立たない。潰れるよ、うち。それで困らない?」などと詰問し、その従業員は精神的ショックで出勤ができなくなってしまったとのことである。しかし、会社 はその事実を認めようとしていない。

【ブログ管理者の講評】
労働基準法どおりにやったら会社がつぶれるとは、どういうこと?
会社がつぶれるんじゃなく、たかのさん、ご自分が贅沢な生活ができなくなるってことじゃないんですか。
つまりあなたの贅沢は社員の血と涙を搾り取ったものなのです。
社員を幸せにしてこそ、会社も伸びるのです(その逆もあり)。そのためには最低、労働基準法通りにやることをお勧めします。

【追伸】
今年は毎年おなじみの「ワタミ」がノミネートされてないのが寂しい次第です。
そこで提案ですが、ワタミの労働環境、業務内容が改善されるまで、毎年シードしたらいかがでしょう。
そして「一年365日、一日24時間死ぬまで働け」というのをブラック標語として表彰したらいかがでしょう。


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