プレバト才能ランキングの俳句に玉緒、眞鍋、キスマイ北山が挑戦！才能アリ＆ナシは誰だ！ [芸能]
北山は盛りつけ才能アリ第１位／石田純一は盛りつけ史上最低最下位のあと俳句は？
2015年1月22日、TBS系列で放送された「プレバト才能ランキング」の俳句部門をダイジェストで紹介します。
この番組は、生け花、絵手紙、陶芸、俳句、料理の盛りつけなどに芸能人が挑戦、その道の達人の先生方に査定してもらうという企画で、こんな人がこんな才能を、日頃大口のこの人が才能ナシ、などと意外な結果に驚くという面白さがあります。
今回の俳句部門の挑戦者は、石田純一、中村玉緒、村上弘明、眞鍋かをり、ミッツ・マングローブ、北山宏光（Kis・My・Ft2）、吉木りさ、サバンナ・高橋の８人。
MCはダウンタウンの浜田雅功。
【俳句審査】
俳人・夏井いつき先生
【俳句のお題】
「東京駅100年」〜雪の降る東京駅の写真を見て、一句
●凡人７位は、サバンナ・高橋。50点。
冬列車 結露に指で 「また来るね」
査定：本人が俳句作った気になってるだけ。
無理矢理ぐしゃっと五七五の中に詰め込んだ。
冬の列車に乗り、結露に指で「また来るね」と書いた
という散文をそのまま当てはめただけ。俳句の味わいがない。
添削：雪の駅 結露の窓に 「また来るね」
鉄則：映像化をすることが大事。
●凡人６位は、吉木りさ。52点。
待ちびとの 肩に降りし 雪の精
査定：中七が字足らずなのはダメ。しかも「し」というのは過去形で終わっている意。
「雪の精」というのは「アイドルの悪い癖」（眞鍋かをりが言った言葉）。
「雪の精」を大事にするのならファンタジックな句に持って行くべき。
添削：待ちびとの 肩に遊べる 雪の精
●凡人５位は、中村玉緒。54点。
夢にみた 東京駅や 懐かしき
査定：「東京駅や」の「や」という詠嘆に懐かしさが詰まっている。
最後の下の句はいらない。
季語もない。
添削：夢にみた 東京駅や 雪の朝
●凡人４位は、村上弘明。57点。
故郷や 雪舞う駅舎 我ひとり
査定：詠んだ人の思いと意図はちゃんと伝わる。
「雪舞う」という表現は平凡。紅葉は燃える、雪は舞う、俗っぽい発想である。
や、駅舎、ひとり、で切れるので、調べとしてなだらかでない。
ここを変えると才能アリになる。「や」を移動する。
添削：故郷は 雪や駅舎に 我ひとり
こうすることで、句またがりというリズムになって、情景も浮かんでくる。
●才能アリ３位は、石田純一。72点。
百年も 降り積む雪に 見送られ
査定：この写真から「百年」という言葉をつかんできて詩の言葉になると
わかっているのは詩人ですね。
「見送られ」という謎の句も一種のスパイスになっている。
ほんのちょっとだけ変えると１位になれる。
添削：百年を 降り積む雪に 見送らる
こうすれば、時間と空間をしっかり詠み込んだ良い句になります。
●才能アリ２位は、ミッツ・マングローブ。74点。
家路就く コートの波を ご出勤
査定：経済効果の良い句。ほめたいところが２カ所ある。
「を」の使い方がうまい。その空間も表現している。
「ご出勤」で夜の商売かなということがわかる。
たったこれだけの言葉で、自分の職業・時間・場所・周りの光景を
全部言えるのは大したもんです。
直すところはどこにもありません。
●才能ナシ・最下位は、北山宏光。13点。
ポロポロと 食べ放題だ 雪あられ
査定：お願いされたくない。（浜田の「お願いします」に答えて）
「ポロポロ」が可愛いと思ったら、「食べ放題」で服が汚れちゃってる。
「雪あられ」を「雛あられ」に変えればいいかも。
もう、これで許して！
●才能アリ１位は、眞鍋かをり。75点。
春近し 遠きあの日の 赤れんが
査定：小さなテクニックがちりばめられている。
「春近し」という季語と季語でない「遠き…」以下の季語ではない12音のフレーズを
くっつけるというのが俳句の基本形なんです。
近しと遠きで対比ができている。「あの日」はいろんな人の思い出を想像させる。
赤れんがは東京駅じゃなくてもよくて、チャペルだったり、学園だったり、
いろんな赤れんがの情景を読む人の心に広げていく。
直すところはひとつもない。
【プレバト才能ランキング俳句部門結果】
１位 眞鍋かをり ７５点 才能アリ（盛りつけ・才能ナシ７位）
２位 ミッツ・マングローブ ７４点 才能アリ（盛りつけ・才能ナシ６位）
３位 石田純一 ７２点 才能アリ（盛りつけ・才能ナシ最下位）
４位 村上弘明 ５７点 凡人（生け花・凡人・第６位）
５位 中村玉緒 ５４点 凡人（生け花・才能アリ２位）
６位 吉木りさ ５２点 凡人（盛りつけ・才能アリ２位）
７位 サバンナ・高橋 ５０点 凡人（盛りつけ・凡人４位）
８位 北山宏光 １３点 才能ナシ（盛りつけ・才能アリ１位）
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2015年1月22日、TBS系列で放送された「プレバト才能ランキング」の俳句部門をダイジェストで紹介します。
この番組は、生け花、絵手紙、陶芸、俳句、料理の盛りつけなどに芸能人が挑戦、その道の達人の先生方に査定してもらうという企画で、こんな人がこんな才能を、日頃大口のこの人が才能ナシ、などと意外な結果に驚くという面白さがあります。
今回の俳句部門の挑戦者は、石田純一、中村玉緒、村上弘明、眞鍋かをり、ミッツ・マングローブ、北山宏光（Kis・My・Ft2）、吉木りさ、サバンナ・高橋の８人。
MCはダウンタウンの浜田雅功。
【俳句審査】
俳人・夏井いつき先生
【俳句のお題】
「東京駅100年」〜雪の降る東京駅の写真を見て、一句
●凡人７位は、サバンナ・高橋。50点。
冬列車 結露に指で 「また来るね」
査定：本人が俳句作った気になってるだけ。
無理矢理ぐしゃっと五七五の中に詰め込んだ。
冬の列車に乗り、結露に指で「また来るね」と書いた
という散文をそのまま当てはめただけ。俳句の味わいがない。
添削：雪の駅 結露の窓に 「また来るね」
鉄則：映像化をすることが大事。
●凡人６位は、吉木りさ。52点。
待ちびとの 肩に降りし 雪の精
査定：中七が字足らずなのはダメ。しかも「し」というのは過去形で終わっている意。
「雪の精」というのは「アイドルの悪い癖」（眞鍋かをりが言った言葉）。
「雪の精」を大事にするのならファンタジックな句に持って行くべき。
添削：待ちびとの 肩に遊べる 雪の精
●凡人５位は、中村玉緒。54点。
夢にみた 東京駅や 懐かしき
査定：「東京駅や」の「や」という詠嘆に懐かしさが詰まっている。
最後の下の句はいらない。
季語もない。
添削：夢にみた 東京駅や 雪の朝
●凡人４位は、村上弘明。57点。
故郷や 雪舞う駅舎 我ひとり
査定：詠んだ人の思いと意図はちゃんと伝わる。
「雪舞う」という表現は平凡。紅葉は燃える、雪は舞う、俗っぽい発想である。
や、駅舎、ひとり、で切れるので、調べとしてなだらかでない。
ここを変えると才能アリになる。「や」を移動する。
添削：故郷は 雪や駅舎に 我ひとり
こうすることで、句またがりというリズムになって、情景も浮かんでくる。
●才能アリ３位は、石田純一。72点。
百年も 降り積む雪に 見送られ
査定：この写真から「百年」という言葉をつかんできて詩の言葉になると
わかっているのは詩人ですね。
「見送られ」という謎の句も一種のスパイスになっている。
ほんのちょっとだけ変えると１位になれる。
添削：百年を 降り積む雪に 見送らる
こうすれば、時間と空間をしっかり詠み込んだ良い句になります。
●才能アリ２位は、ミッツ・マングローブ。74点。
家路就く コートの波を ご出勤
査定：経済効果の良い句。ほめたいところが２カ所ある。
「を」の使い方がうまい。その空間も表現している。
「ご出勤」で夜の商売かなということがわかる。
たったこれだけの言葉で、自分の職業・時間・場所・周りの光景を
全部言えるのは大したもんです。
直すところはどこにもありません。
●才能ナシ・最下位は、北山宏光。13点。
ポロポロと 食べ放題だ 雪あられ
査定：お願いされたくない。（浜田の「お願いします」に答えて）
「ポロポロ」が可愛いと思ったら、「食べ放題」で服が汚れちゃってる。
「雪あられ」を「雛あられ」に変えればいいかも。
もう、これで許して！
●才能アリ１位は、眞鍋かをり。75点。
春近し 遠きあの日の 赤れんが
査定：小さなテクニックがちりばめられている。
「春近し」という季語と季語でない「遠き…」以下の季語ではない12音のフレーズを
くっつけるというのが俳句の基本形なんです。
近しと遠きで対比ができている。「あの日」はいろんな人の思い出を想像させる。
赤れんがは東京駅じゃなくてもよくて、チャペルだったり、学園だったり、
いろんな赤れんがの情景を読む人の心に広げていく。
直すところはひとつもない。
【プレバト才能ランキング俳句部門結果】
１位 眞鍋かをり ７５点 才能アリ（盛りつけ・才能ナシ７位）
２位 ミッツ・マングローブ ７４点 才能アリ（盛りつけ・才能ナシ６位）
３位 石田純一 ７２点 才能アリ（盛りつけ・才能ナシ最下位）
４位 村上弘明 ５７点 凡人（生け花・凡人・第６位）
５位 中村玉緒 ５４点 凡人（生け花・才能アリ２位）
６位 吉木りさ ５２点 凡人（盛りつけ・才能アリ２位）
７位 サバンナ・高橋 ５０点 凡人（盛りつけ・凡人４位）
８位 北山宏光 １３点 才能ナシ（盛りつけ・才能アリ１位）
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