プレバト才能ランキング【俳句】何と御嶽海が1位!/中田・ジュニアとも1ランク昇格 [芸能]
中田喜子、ジュニアが昇格試験
2019年5月2日、TBS系列で放送された「プレバト才能ランキング」の俳句部門をダイジェストで紹介します。
今回の挑戦者は、中村梅雀、御嶽海久司、潮田玲子、光浦靖子、二階堂高嗣という面々。
MCはダウンタウンの浜田雅功。
【俳句審査】
俳人・夏井いつき先生
【俳句のお題】
大型連休の電車の車内の写真を見て一句。
●才能アリ2位 光浦靖子 70点
急停車 よろめきもせず 春袷(はるあわせ)
査定:きちんと場面が切り取れている句。
季語が最後に出てくるあたり、よく考えている。
もったいないのは、三段切れになりかけている点。
上五を続けたほうが良い。
このままでも良いが、よろめきを漢字で。
こうすると三島由紀夫の空気が出るかも。
添削:急停車に 蹌踉(よろ)めきもせず 春袷
ポイント:漢字で書くことの効果。
●凡人4位 潮田玲子 60点
車窓より 心きらめく 潮干狩
査定:車窓とその奥の潮干狩りの光景を1句の中で言おうと、
遠近感を出していることが悪いことではない。
何が凡人化と言うと、中七「心きらめく」。
凡人たちは「心がきらめく」と言うと何かを表現した気
になる。「心」が抽象的。映像にすべき。遠近感が出る。
添削:潮干狩の 空きらめける 車窓かな
ポイント:17音で映像を作る。
●凡人3位 二階堂高嗣 65点
田鼠(でんそ)化し 鶉(うずら)と為る身 1人旅
査定:長い季語(田鼠化し鶉と為る)を勉強し挑戦した。
それは褒める。
(「鷹鳩と化す」梅沢さんの句がカッコよかったと本人)
そういう句をカッコいいと思ったり歳時記を探すのは
嬉しい。ただ使い方を間違えると痛い目にあう。
「為る身」は擬人化しているが強引→「為る日の」。
私の番組に「二階堂さんを何とかしてやってください」
との便りがいっぱい来るから一生懸命勉強して。
添削:田鼠化して 鶉と為る日の 一人旅
●凡人最下位 中村梅雀 55点
揺れにのせ 賑わう車内 五月晴れ
査定:今回のザ・キングオブ凡人はこれです。
ありがちな光景をありがちな言葉で書くのが凡人。
「賑わう車内」はありがちな表現。
本人が話した中に「楽し」があったので、その方向で。
添削:揺れ楽し 電車は 五月晴れを行く
●才能アリ第1位 御嶽海久司 71点
居残りの 鉄砲響く 春巡業
査定:兼題写真から巡業の旅を発想できるのはユニークと思ったら
作者がわかったらストレートな句だったのね。
「居残りの鉄砲」って何かなと思うと「春巡業」で相撲だと
わかる、謎かけの形になっている。「春巡業」の力が大きい。
「鉄砲」が稽古の仕方というギャップも楽しめる。
「響く」がこの位値なのも効果的。よく考えて配置している。
添削:なし
●特待生昇格試験 千原ジュニア
子の利き手 左と知りて 風光る
評価のポイントは、「知りて」の是非。
結論:1ランク昇格! 特待生3級→2級
理論的な言葉の選び方!
中田さんが「知りて」が説明的と指摘したことに拍手。
この説明の言葉がどう機能しているかが評価の分かれ目。
これだけの内容を収めようとしたら「知りて」以外ない。
最後の季語も良い。考えた上で1句が成立している。
添削:なし
●名人昇格試験 中田喜子
「とき」発車 旅憂わしき 花追風(はなおいて)
評価のポイントは、「花追風」の是非。
結論:1ランク昇格! 名人初段→2段
内容に合った造語センス!
「花追風」は造語でしょ?自分で季語作るって大した度胸!
「とき」で新潟方面だとわかる。
「旅憂わしき」がカッコいい。旅は心も弾むが憂いもある。
「花追風」の「追風」には①背中から吹く風②人生の追い風、
③花の香りをほのかに伝える風(源氏物語の用例)がある。
そこまで考えて造語してたら努力を讃えるしかない。
日本列島を上っていく花を咲かせる追い風、そのイメージで
「とき」が見合ってくる。
添削:なし
【プレバト才能ランキング俳句部門結果】
1位 御嶽海久司 71点 才能アリ(─)
2位 光浦靖子 70点 才能アリ(ちぎり絵1位)
3位 二階堂高嗣 65点 凡人 (─)
4位 潮田玲子 60点 凡人 (─)
最下位 中村梅雀 55点 凡人 (ちぎり絵4位)
特待生 千原ジュニア 俳句 1ランク昇格(3級→2級)
(ちぎり絵2位)
名人 中田喜子 俳句 1ランク昇格(初段→2段)
スポンサーリンク
2019年5月2日、TBS系列で放送された「プレバト才能ランキング」の俳句部門をダイジェストで紹介します。
今回の挑戦者は、中村梅雀、御嶽海久司、潮田玲子、光浦靖子、二階堂高嗣という面々。
MCはダウンタウンの浜田雅功。
【俳句審査】
俳人・夏井いつき先生
【俳句のお題】
大型連休の電車の車内の写真を見て一句。
●才能アリ2位 光浦靖子 70点
急停車 よろめきもせず 春袷(はるあわせ)
査定:きちんと場面が切り取れている句。
季語が最後に出てくるあたり、よく考えている。
もったいないのは、三段切れになりかけている点。
上五を続けたほうが良い。
このままでも良いが、よろめきを漢字で。
こうすると三島由紀夫の空気が出るかも。
添削:急停車に 蹌踉(よろ)めきもせず 春袷
ポイント:漢字で書くことの効果。
●凡人4位 潮田玲子 60点
車窓より 心きらめく 潮干狩
査定:車窓とその奥の潮干狩りの光景を1句の中で言おうと、
遠近感を出していることが悪いことではない。
何が凡人化と言うと、中七「心きらめく」。
凡人たちは「心がきらめく」と言うと何かを表現した気
になる。「心」が抽象的。映像にすべき。遠近感が出る。
添削:潮干狩の 空きらめける 車窓かな
ポイント:17音で映像を作る。
●凡人3位 二階堂高嗣 65点
田鼠(でんそ)化し 鶉(うずら)と為る身 1人旅
査定:長い季語(田鼠化し鶉と為る)を勉強し挑戦した。
それは褒める。
(「鷹鳩と化す」梅沢さんの句がカッコよかったと本人)
そういう句をカッコいいと思ったり歳時記を探すのは
嬉しい。ただ使い方を間違えると痛い目にあう。
「為る身」は擬人化しているが強引→「為る日の」。
私の番組に「二階堂さんを何とかしてやってください」
との便りがいっぱい来るから一生懸命勉強して。
添削:田鼠化して 鶉と為る日の 一人旅
●凡人最下位 中村梅雀 55点
揺れにのせ 賑わう車内 五月晴れ
査定:今回のザ・キングオブ凡人はこれです。
ありがちな光景をありがちな言葉で書くのが凡人。
「賑わう車内」はありがちな表現。
本人が話した中に「楽し」があったので、その方向で。
添削:揺れ楽し 電車は 五月晴れを行く
●才能アリ第1位 御嶽海久司 71点
居残りの 鉄砲響く 春巡業
査定:兼題写真から巡業の旅を発想できるのはユニークと思ったら
作者がわかったらストレートな句だったのね。
「居残りの鉄砲」って何かなと思うと「春巡業」で相撲だと
わかる、謎かけの形になっている。「春巡業」の力が大きい。
「鉄砲」が稽古の仕方というギャップも楽しめる。
「響く」がこの位値なのも効果的。よく考えて配置している。
添削:なし
●特待生昇格試験 千原ジュニア
子の利き手 左と知りて 風光る
評価のポイントは、「知りて」の是非。
結論:1ランク昇格! 特待生3級→2級
理論的な言葉の選び方!
中田さんが「知りて」が説明的と指摘したことに拍手。
この説明の言葉がどう機能しているかが評価の分かれ目。
これだけの内容を収めようとしたら「知りて」以外ない。
最後の季語も良い。考えた上で1句が成立している。
添削:なし
●名人昇格試験 中田喜子
「とき」発車 旅憂わしき 花追風(はなおいて)
評価のポイントは、「花追風」の是非。
結論:1ランク昇格! 名人初段→2段
内容に合った造語センス!
「花追風」は造語でしょ?自分で季語作るって大した度胸!
「とき」で新潟方面だとわかる。
「旅憂わしき」がカッコいい。旅は心も弾むが憂いもある。
「花追風」の「追風」には①背中から吹く風②人生の追い風、
③花の香りをほのかに伝える風(源氏物語の用例)がある。
そこまで考えて造語してたら努力を讃えるしかない。
日本列島を上っていく花を咲かせる追い風、そのイメージで
「とき」が見合ってくる。
添削:なし
【プレバト才能ランキング俳句部門結果】
1位 御嶽海久司 71点 才能アリ(─)
2位 光浦靖子 70点 才能アリ(ちぎり絵1位)
3位 二階堂高嗣 65点 凡人 (─)
4位 潮田玲子 60点 凡人 (─)
最下位 中村梅雀 55点 凡人 (ちぎり絵4位)
特待生 千原ジュニア 俳句 1ランク昇格(3級→2級)
(ちぎり絵2位)
名人 中田喜子 俳句 1ランク昇格(初段→2段)
スポンサーリンク
コメント 0