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プレバト才能ランキング【俳句】成績優秀者の特待生昇格スペシャル:何とA.B.C-Z 河合が1位で特待生に!/梅沢10段、永世名人へ1歩前進 [芸能]

村上、志らくが昇格試験

2019年5月16日、TBS系列で放送された「プレバト才能ランキング」の俳句部門をダイジェストで紹介します。

今回の挑戦者は、徳光和夫筒井真理子星野真里馬場典子皆藤愛子藤井隆河合郁人(A.B.C-Z)という面々。
MCはダウンタウンの浜田雅功

【俳句審査】
 俳人・夏井いつき先生

【俳句のお題】
 学校の蛇口の写真を見て一句。



●凡人6位 星野真里 55点

  チャイム待て 爪入る砂と 水遊び

 査定:「チャイム待て」が問題。待てと強く命令してるよう。
    字余りになっても良いので、可愛らしく呼びかける。
    チャイムにお願いしているようになる。

 添削:チャイムよ待って 爪入る砂と 水遊び

 ポイント:情景を伝える。



●凡人5位 藤井隆 63点

  ひねる手を 待ってる蛇口の 夏休み

 査定:(擬人化の擬人化とジュニアが指摘)それが一番のポイント。
    工夫はある。子供たちがいないと言わずに擬人化で表現した。
    もったいないのは1句に擬人化が2つ入ることで、くどい。
    ひっくりかえせば擬人化が1つになる。

 添削:ひねる手を 待ってる夏休みの 蛇口



●凡人4位 馬場典子 65点

  1000本ノック 浴びし日の レモン水

 査定:千本ノックは基本的に漢字の方が良いが、あえてそう書き
    たいなら、そのままでも良い。
    問題は(梅沢指摘通り)「浴びし」の過去形で「レモン水」
    に続く。すると(本人は今のと説明)過去のレモン水になる。
    
 添削:1000本ノック 浴びし日のあり レモン水

 ポイント:季語の鮮度を保つ。



●凡人3位 筒井真理子 68点

  蛇口より ぬるりと河童 滴れり

 査定:これは微妙な句。場合によっては2〜3点プラスしてもいいかなと。
    「滴れり」は何?(本人は夏の季語と説明)
    出てきた字面は面白い。芥川龍之介の「河童」が蛇口から濡れて
    出てくるというのはシュールで面白い。本人が「無季の句として
    作った」と言ったら拍手喝采をしようかと思ったら季語と言った
    ので、点数はこのまま。こういう使い方をすると季語に申し訳が
    立たない。
    
 添削:なし

 ポイント:季語の鮮度を保つ。



●才能アリ第2位 皆藤愛子 72点

  ががんぼの ゆくえ目で追う 女子トイレ

 査定:特待生昇格!
    兼題写真から「ががんぼ」(季語・大蚊/血は吸わない)を
    もってくるのはリアル。強く強く褒めましょう。
    残りの描写もよく考えている。「ゆくえ」はぼんやりしてる
    が、「ががんぼのゆくえ」で見えてくる。「目で追う」は
    怖がっている動作かなと分かる。「男子トイレじゃ…」との
    おっちゃんの意見に私も賛成。女の子が怖がっている情景。
    それぞれの言葉が必要な型で必要な場所にある。
    これが特待生になるための条件。
    
 添削:なし



●才能ナシ最下位 徳光和夫 50点

  夏練や 蛇口で冷やす 股間かな

 査定:(キャッチャーやっててボールに当たり水でひやした。
    蛇口で思い出すのは「股間」と本人の弁)
    股間が悪いとは思わない。発想も面白い。
    そして野球とわかる。ただ、やり方を失敗した。
    (本人から)「ファウルチップ」という言葉が出てきた。
    そこから行く。

 添削:ファウルチップの 股間蛇口に 冷やす夏



●才能アリ第1位 河合郁人 73点

  百本ノック 蛇口に映る 夏の空

 査定:特待生昇格!
    読んだだけで映像が次々と浮かんでくる。シンプルだが、
    再生される映像は確か。評価を考えるべきは「に映る」。
    普通は「蛇口に夏の空」と言えば、キラキラ映ってるのかな
    と読もうと思えば読める。「映る」をあえて書くか書かないか
    判断が難しい。しかし「蛇口に映る」というのは、かなり
    蛇口に近いところに顔をもっていき金属の表面を見てると
    わかる。「映る」が説明的という見方もできるが、この句の
    場合はよく判断したと思う。
    
 添削:なし



●特待生昇格試験 千原ジュニア

  すり傷を 蛇口の流す 夏の空

    評価のポイントは、「蛇口の流す」。
 結論:現状維持! 特待生2級→2級
    助詞を正確に選べ!
    直球勝負の発想で、それ自体は悪くない。
    「すり傷」で皮膚が見えてくる。悩ましいのは「の」。
    「蛇口が流す」と言いたかったのだろうと思うが、
    正確には「蛇口に(傷を)置いて水で流す」が正しい。
    これは「蛇口に流す」が正しい。「蛇口に洗う」とも。

 添削:すり傷の 砂を蛇口に 流す夏



●名人昇格試験 村上健志

  記念樹の 若葉へホース 伸ばしけり

    評価のポイントは、助詞「へ」の是非。
 結論:1ランク昇格! 名人9段→10段
    「へ」によって描かれる映像。 
    「記念樹」が持っている情報量は案外多い。卒業とか。
    迷うのは「若葉へ」の「へ」。描きたいものが「へ」と
    「けり」で言えている。これが判断できるなら10段に
    なっても良い。

 添削:なし



●名人昇格試験 梅沢富美男

  緑青のカラン 石けんネット 揺れて夏

    評価のポイントは、「緑青のカラン」の是非。
 結論:1つ前進! 名人10段+2→10段+3
    見事なカメラワーク! 
    「緑青のカラン」から始める組み立てが見事。
    例えば同じ光景で「手洗い場」でも伝わる。何が違うか?
    「手洗い場」はぼんやりと全体。「緑青のカラン」はかなり
    アップの映像。「揺れて」はさっきまで使っていたなどの
    効果が大事。最後名詞止めでパシッと終わる。さすが!

 添削:なし



【プレバト才能ランキング俳句部門結果】
 1位  河合郁人    73点  才能アリ→特待生昇格
 2位  皆藤愛子    72点  才能アリ→特待生昇格
 3位  筒井真理子   68点  凡人  
 4位  馬場典子    65点  凡人  
 5位  藤井隆     63点  凡人
 6位  星野真里    55点  凡人
 最下位 徳光和夫    50点  凡人 
 特待生 千原ジュニア  俳句   現状維持(2級→2級)
 名人  フルポン村上  俳句   1ランク昇格(9段→10段)
 名人  梅沢富美男   俳句   1つ前進(10段+2→10段+3)


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