【池の水ぜんぶ抜く大作戦】具志堅用高の出身地=石垣島の池に貴重生物がいっぱい!危険生物オオヒキガエルの駆除も [自然・生物]
外来生物を駆除し日本の在来種を守れ!
2019年7月14日(日)、テレビ東京系で夜7:00から2時間にわたって放送された「緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦」よりダイジェストをお送りします。
この番組は環境と在来生物を守り、より生物が棲みやすい環境になることを目的に2017年1月から散発的に始まったもので、回を重ねるごとに人気を呼び、ついに月一回レギュラーとなった。
過去、大きな池から小さな池まで水を抜くこと50数回。抜くごとに、外来種が非常に多く繁殖していることがわかり、これを駆除するとともに、貴重な日本固有の在来種を保護してきた(一部在来種が心ならずも死ぬ事態が発生したことはあった=番組は反省し管理をきちんとするとしている)。
今回は、放送された中から「沖縄県石垣島のトロピカル果樹園・シーサー農園でのオオヒキガエル駆除」の模様を紹介します。
他に「静岡県・伊豆修善寺の池」「福岡県嘉麻市の放置池」「利根川水系での怪魚釣り」がありました。
沖縄県石垣島で危険生物=オオヒキガエルが大繁殖!島の生態系を守れ!
●出演:大家志津香
早乙女太一
具志堅用高
●指導:加藤英明(静岡大学)
●依頼:米子焼工房・東さん
●依頼内容:毒がある外来生物のオオヒキガエルの駆除
●協力:島のボランティア50名
具志堅用高の出身地である沖縄県石垣島から緊急SOSが来た。
SOS内容は「毒がある外来生物のオオヒキガエルの駆除」というもの。子どもや家畜にも被害が広がっているというから、地元で大きな問題になっているという。
オオヒキガエルは南米原産の特定が依頼生物で、毒を持っており体内に入ると死に至る場合もある危険生物だ。卵や幼生にも毒があり天敵がいない。1978年サトウキビ畑の害虫駆除のため10匹を輸入したのが、40年で増え続け推定5万匹にもなっているという。
<調査開始>
石垣島の「トロピカル果樹園・シーサー農園」で調査と駆除を敢行する。7年前、果樹園と4つの池を造り、地元や観光客の憩いの場となっているところ。そこへオオヒキガエルが侵入し、危険地帯と化してしまった。この農園の中で120㎡の池の水を抜いた。
まず目についたのが水面近くに漂う凄まじい数のオタマジャクシの群れだ。まさにウジャウジャ状態。これがオオヒキガエルだとしたらやばい!大家が加藤先生に訊くと、これは在来種ヒメアマガエルのオタマジャクシだった。成体は最大3cmで、琉球列島に分布している日本最小のカエルとのこと。
次に捕獲したのは、在来種サキシマヌマガエルのオタマジャクシ。いずれも石垣島の貴重な固有種だ。
次に具志堅が発見したのはウナギの稚魚。具志堅のタモに入った。成体は最大2mにもなるオオウナギの稚魚だ。もちろん在来種。そうしている間に大家がオオウナギの子どもと成魚を捕獲した。成魚は特大で80cmあった。
早乙女は在来種タメトモハゼを捉えた。環境省レッドリスト絶滅危惧 I B類で黄色のまだら模様が特徴。これは貴重だ。
続いて在来種テンジクカワアナゴが見つかった。産卵のため水路を伝って一度海に戻るという。ブラックバスやブルーギルが入った池では姿を消していると加藤先生は言う。
さらに在来種のユゴイが見つかった。温泉地に生息していたので「湯鯉」と呼ばれたという。スズキの仲間で河川の汽水域から淡水域に生息する。
陸地ではヤエヤマセマルハコガメを発見。石垣島と西表島にしか生息しない天然記念物の固有種だ。
<捕獲生物>
◎在来種:ユゴイ(番組初)
テンジクカワアナゴ(番組初)
タメトモハゼ(番組初)
オオウナギ
テナガエビ
ヌマエビ
サキシマヌマガエル
ヒメアマガエル
ヤエヤマセマルハコガメ
ここで大家志津香が「在来種を減らしているオオヒキガエルが1匹も見つかりませんが」と疑問を呈した。
加藤先生「夜行性なんです。今はいないけど夜になると出てきます。オタマジャクシがいなかったので、繁殖前。卵を産もうとしているオオヒキガエルを夜全部とっちゃいましょう」
ということで、夜にオオヒキガエル捕獲大作戦を敢行することになった。
まず発見したのは大家。一番頼りになるレギュラーだ。畑の横に見つけたカエルに飛びついて捕獲した。オオヒキガエルだ。
続いて具志堅が捕獲。早乙女も捕獲に成功。大家は2匹目。
そうこうしているうちにハブが出現。サキシマハブ(在来種)で毒がある危険生物だ。これは捕獲せずに逃がした。
昼間池にいたオタマジャクシの成体ヒメアマガエルやヌマガエルの成体もいた。
超貴重種・在来種のヤエヤマイシガメも発見。石垣島などの八重山諸島にしかいないカメで、田んぼや池などに生息している。環境省・絶滅危惧 II 類に指定され条例により捕獲は禁止されている。
さらに固有種のサキシママダラというヘビもいた。
<夜の捕獲(発見)生物>
◎在来種:リュウキュウカジカガエル(番組初)
ヒメアマガエル(番組初)
ヌマガエル
サキシママダラ(番組初)
サキシマハブ(番組初)
ヤエヤマイシガメ(番組初)
カニ
◎外来種:オオヒキガエル(番組初) 17匹
貴重な固有在来種が多く発見・保護できたが、5万匹ともいわれるオオヒキガエルの駆除はまだまだこれからも続けられる。
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2019年7月14日(日)、テレビ東京系で夜7:00から2時間にわたって放送された「緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦」よりダイジェストをお送りします。
この番組は環境と在来生物を守り、より生物が棲みやすい環境になることを目的に2017年1月から散発的に始まったもので、回を重ねるごとに人気を呼び、ついに月一回レギュラーとなった。
過去、大きな池から小さな池まで水を抜くこと50数回。抜くごとに、外来種が非常に多く繁殖していることがわかり、これを駆除するとともに、貴重な日本固有の在来種を保護してきた(一部在来種が心ならずも死ぬ事態が発生したことはあった=番組は反省し管理をきちんとするとしている)。
今回は、放送された中から「沖縄県石垣島のトロピカル果樹園・シーサー農園でのオオヒキガエル駆除」の模様を紹介します。
他に「静岡県・伊豆修善寺の池」「福岡県嘉麻市の放置池」「利根川水系での怪魚釣り」がありました。
沖縄県石垣島で危険生物=オオヒキガエルが大繁殖!島の生態系を守れ!
●出演:大家志津香
早乙女太一
具志堅用高
●指導:加藤英明(静岡大学)
●依頼:米子焼工房・東さん
●依頼内容:毒がある外来生物のオオヒキガエルの駆除
●協力:島のボランティア50名
具志堅用高の出身地である沖縄県石垣島から緊急SOSが来た。
SOS内容は「毒がある外来生物のオオヒキガエルの駆除」というもの。子どもや家畜にも被害が広がっているというから、地元で大きな問題になっているという。
オオヒキガエルは南米原産の特定が依頼生物で、毒を持っており体内に入ると死に至る場合もある危険生物だ。卵や幼生にも毒があり天敵がいない。1978年サトウキビ畑の害虫駆除のため10匹を輸入したのが、40年で増え続け推定5万匹にもなっているという。
<調査開始>
石垣島の「トロピカル果樹園・シーサー農園」で調査と駆除を敢行する。7年前、果樹園と4つの池を造り、地元や観光客の憩いの場となっているところ。そこへオオヒキガエルが侵入し、危険地帯と化してしまった。この農園の中で120㎡の池の水を抜いた。
まず目についたのが水面近くに漂う凄まじい数のオタマジャクシの群れだ。まさにウジャウジャ状態。これがオオヒキガエルだとしたらやばい!大家が加藤先生に訊くと、これは在来種ヒメアマガエルのオタマジャクシだった。成体は最大3cmで、琉球列島に分布している日本最小のカエルとのこと。
次に捕獲したのは、在来種サキシマヌマガエルのオタマジャクシ。いずれも石垣島の貴重な固有種だ。
次に具志堅が発見したのはウナギの稚魚。具志堅のタモに入った。成体は最大2mにもなるオオウナギの稚魚だ。もちろん在来種。そうしている間に大家がオオウナギの子どもと成魚を捕獲した。成魚は特大で80cmあった。
早乙女は在来種タメトモハゼを捉えた。環境省レッドリスト絶滅危惧 I B類で黄色のまだら模様が特徴。これは貴重だ。
続いて在来種テンジクカワアナゴが見つかった。産卵のため水路を伝って一度海に戻るという。ブラックバスやブルーギルが入った池では姿を消していると加藤先生は言う。
さらに在来種のユゴイが見つかった。温泉地に生息していたので「湯鯉」と呼ばれたという。スズキの仲間で河川の汽水域から淡水域に生息する。
陸地ではヤエヤマセマルハコガメを発見。石垣島と西表島にしか生息しない天然記念物の固有種だ。
<捕獲生物>
◎在来種:ユゴイ(番組初)
テンジクカワアナゴ(番組初)
タメトモハゼ(番組初)
オオウナギ
テナガエビ
ヌマエビ
サキシマヌマガエル
ヒメアマガエル
ヤエヤマセマルハコガメ
ここで大家志津香が「在来種を減らしているオオヒキガエルが1匹も見つかりませんが」と疑問を呈した。
加藤先生「夜行性なんです。今はいないけど夜になると出てきます。オタマジャクシがいなかったので、繁殖前。卵を産もうとしているオオヒキガエルを夜全部とっちゃいましょう」
ということで、夜にオオヒキガエル捕獲大作戦を敢行することになった。
まず発見したのは大家。一番頼りになるレギュラーだ。畑の横に見つけたカエルに飛びついて捕獲した。オオヒキガエルだ。
続いて具志堅が捕獲。早乙女も捕獲に成功。大家は2匹目。
そうこうしているうちにハブが出現。サキシマハブ(在来種)で毒がある危険生物だ。これは捕獲せずに逃がした。
昼間池にいたオタマジャクシの成体ヒメアマガエルやヌマガエルの成体もいた。
超貴重種・在来種のヤエヤマイシガメも発見。石垣島などの八重山諸島にしかいないカメで、田んぼや池などに生息している。環境省・絶滅危惧 II 類に指定され条例により捕獲は禁止されている。
さらに固有種のサキシママダラというヘビもいた。
<夜の捕獲(発見)生物>
◎在来種:リュウキュウカジカガエル(番組初)
ヒメアマガエル(番組初)
ヌマガエル
サキシママダラ(番組初)
サキシマハブ(番組初)
ヤエヤマイシガメ(番組初)
カニ
◎外来種:オオヒキガエル(番組初) 17匹
貴重な固有在来種が多く発見・保護できたが、5万匹ともいわれるオオヒキガエルの駆除はまだまだこれからも続けられる。
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