「鳥人間コンテスト2019」人力プロペラ機部門で60kmの大記録誕生!/滑空気部門は大接戦<ダイジェスト> [テレビ]
今年も様々な夢と願いを乗せて鳥人間たちが飛翔する!
2019年8月28日「鳥人間コンテスト2019」が日本テレビ系列で放送されました。
今年で42回目となる大会は、例年と同じ滋賀県琵琶湖に設けられた、高さ10メートルのプラットホームから鳥人間たちが飛び立ちます。
今年も台風が琵琶湖に迫る中行われ、強風で各チーム苦労しました。
さて、どんな大会になったか? ダイジェストで紹介します。
滑空機部門(最長記録501.38m=大木祥資=2012)
台風7号の影響で風雨強まる中、多くの機が低記録となった。
●守口門真YEG×摂南大学(大阪) 記録:11.40m
●東京理科大学鳥人間サークル・鳥科(東京) 記録:20.66m
●豊田工業大学 翼人会SOLAE(愛知) 記録:測定不能
●大阪産業大学鳥人間プロジェクト(大阪) 記録:補助員落水で失格
●首都大学東京MaPPL(東京) 記録:69.56m
(チーム記録392.06m/優勝1回・準優勝6回)
前回は450mを出しながら補助員落下で失格したが、今回は強風で墜落。
●都立産技高専 TeamRTR(東京) 記録:145.34m
●湘南工科大学鳥人会(神奈川)強風で飛ぶ前に翼折れる 記録:なし
──天候回復した後──
●Umeda Lab.(大阪) 記録:327.72m
チーム記録更新
●飛ん女の会 with Flight Works(埼玉) 記録:238.77m
チーム記録更新
●羽ばたいて飛びたい親父達の会(神奈川) 記録:38.70m
●創価大学鳥人間研究会(東京) 記録:8.84m
●やるやら 記録:11.53m
●上智大学 Flying Turkeys(東京) 記録:152.51m
●九州大学鳥人間チーム(福岡) 記録:317.57m
(チーム記録390.73m/優勝1回・準優勝6回)
●Iwataniクリーンエネルギーチーム(大阪) 記録:300.57m
(大会スポンサーのチーム/チーム記録431.34m=2018)
●日本大学生産工学部津田沼航空研究会(千葉)
昨年446.42mで優勝し学生記録更新&2連覇を達成した。
今年は女性パイロットで臨んだが、5位に終わった。
記録:194.52m
【滑空機部門結果】
①Umeda Lab.(大阪)327.72m
②九州大学鳥人間チーム(福岡)317.57m
③Iwataniクリーンエネルギーチーム(大阪)300.57m
④飛ん女の会 with Flight Works(埼玉) 238.77m
⑤日本大学生産工学部津田沼航空研究会(千葉)194.52m
人力プロペラ機部門(最高記録40km:BIRDMAN HOUSE伊賀=2017)
過去の記録を見ると、
◯1990年(14回):初の1kmフライト(日本大学理工学部航空研究会)
◯1998年(22回):琵琶湖対岸到達(チームエアロセプシー)
◯2003年(27回):琵琶湖大橋到達34km(日本大学理工学部航空研究会)
◯2008年(32回):初のプラットホーム帰還36km(東北大学Windnauts)
◯2017年(40回):前人未到の40km完全制覇(BIRDMAN HOUSE伊賀)
※2018年(41回):台風のため中止
この結果、竹生島と沖島を結ぶ三角コースに変更され、総距離は60kmに。
今年も台風が接近したが天候が回復し、好記録が続出した。
●大阪府立大学堺・風車の会(大阪)
旋回ポイント目前の19kmで着水するもチーム記録更新!
記録:19000.00m
●京都大学鳥人間チーム Shooting Stars(京都)
出場23回目。最高記録:2054.41m
プラットホームから飛び立った直後に着水。
記録:197.97m
●東京工業大学 Meister(東京)
離陸直後から不安定で、コントロールできないのか湖岸に近づき着水。
記録:2225.17m
●早稲田大学宇宙航空研究会 WASA(東京)
父パキスタン、母日本人のパイロットで臨んだが、離陸してまもなく着水。
滑空機並みの記録。
記録:451.79m
●アルタイル(神奈川)
会長はチロルチョコ株式会社の会長。初出場。
機体制作費は850万円で今大会最高額。
かなり飛んだが5kmを超えて着水。
記録:5469.96m
●日本大学理工学部航空研究会(千葉)
最多記録・優勝8回を誇る。最高記録34km。2016年の優勝チーム。
機体制作費は学生最高額の400万円(バイトで捻出)。
高度も高くきれいなフライトを維持。5km、10kmと安定飛行に入る。
19kmを過ぎ、単独トップに躍り出た。竹生島を回って旋回完了。
疲れを見せるが、21km、30kmと過ぎていく。一度水面ギリギリになるが、
持ちこたえて高度を上げた。34kmのチーム記録も超えた。36kmの学生記録も更新。
大会記録の41kmを目指すが、38kmで着水。しかし学生記録を更新し歴代2位に。
記録:38010.28m
●立命館大学飛行機研究会 RAPT(滋賀) 記録:254.53m
●静岡大学ヒコーキ部(静岡) 記録:272.14m
●筑波大学つくば鳥人間の会(茨城) 記録:3889.33m
●東北大学Windnauts(宮城)
優勝5度/4年前は35,367.02mで優勝。
2008年にはプラットホーム帰還・往復36kmを達成。
今年のフライトはなかなか高度が上がらず不安定な状態に。
何度も着水しかけて上がったが、やがて力尽き着水。
記録:5438.19m
●BIRDMAN HOUSE伊賀(三重)
2017年に前人未到の40km完全制覇を成し遂げた強豪チーム。3回目の出場。
パイロットでチームリーダーの渡邉悠太さん(32)は工作機械メーカーに勤める。
今回はその技術で飛行機の各部品を磨き上げ、過去最高の機体を作ったという。
フライトは順調そのもの。難なく竹生島の旋回ポイントに到達(19km)。
ここからは追い風で時速40km/hになる。追い風は高度が下がりやすいので
パイロットの負担は大きい。しかしこれを切り抜け36kmを通過し、38kmで
日大を抜いた。やがて40kmを通過し大会記録を更新した。
沖島手前の旋回ポイントも通過し、まったくの安定飛行状態。
プラットホームめざして悠々と飛行する。逆風でペダルは軽くなったが時間が
かかるのでスタミナがもつか? しかし50km、55kmと通過、あとわずか。
プラットからも機体が見えてきた。あと1km、ゴールエリアに近づき、入った。
着水。大会連覇!大会新記録も樹立し、まさに無敵のフライトとなった。
フライト時間:2時間36分、60km完全制覇で優勝!
【人力プロペラ機部門結果】
①BIRDMAN HOUSE伊賀(三重)60km
②日本大学理工学部航空研究会(千葉)38km
③大阪府立大学堺・風車の会(大阪)19km
④アルタイル(神奈川)5.4km
⑤東北大学Windnauts(宮城)5.4km
※なお、首都大学東京鳥人間部T-MIT、東海大学TUMPA、大阪工大人力飛行機プロジェクト、
北海道大学 Northern Wingsが悪天候のためフライトできなかった。
※各部門優勝者には以下が贈られた。
1位:100万円(副賞IWATANIカセットフーシリーズ10万円相当、富士の湧水1年分)
2位:30万円
3位:20万円
スポンサーリンク
2019年8月28日「鳥人間コンテスト2019」が日本テレビ系列で放送されました。
今年で42回目となる大会は、例年と同じ滋賀県琵琶湖に設けられた、高さ10メートルのプラットホームから鳥人間たちが飛び立ちます。
今年も台風が琵琶湖に迫る中行われ、強風で各チーム苦労しました。
さて、どんな大会になったか? ダイジェストで紹介します。
滑空機部門(最長記録501.38m=大木祥資=2012)
台風7号の影響で風雨強まる中、多くの機が低記録となった。
●守口門真YEG×摂南大学(大阪) 記録:11.40m
●東京理科大学鳥人間サークル・鳥科(東京) 記録:20.66m
●豊田工業大学 翼人会SOLAE(愛知) 記録:測定不能
●大阪産業大学鳥人間プロジェクト(大阪) 記録:補助員落水で失格
●首都大学東京MaPPL(東京) 記録:69.56m
(チーム記録392.06m/優勝1回・準優勝6回)
前回は450mを出しながら補助員落下で失格したが、今回は強風で墜落。
●都立産技高専 TeamRTR(東京) 記録:145.34m
●湘南工科大学鳥人会(神奈川)強風で飛ぶ前に翼折れる 記録:なし
──天候回復した後──
●Umeda Lab.(大阪) 記録:327.72m
チーム記録更新
●飛ん女の会 with Flight Works(埼玉) 記録:238.77m
チーム記録更新
●羽ばたいて飛びたい親父達の会(神奈川) 記録:38.70m
●創価大学鳥人間研究会(東京) 記録:8.84m
●やるやら 記録:11.53m
●上智大学 Flying Turkeys(東京) 記録:152.51m
●九州大学鳥人間チーム(福岡) 記録:317.57m
(チーム記録390.73m/優勝1回・準優勝6回)
●Iwataniクリーンエネルギーチーム(大阪) 記録:300.57m
(大会スポンサーのチーム/チーム記録431.34m=2018)
●日本大学生産工学部津田沼航空研究会(千葉)
昨年446.42mで優勝し学生記録更新&2連覇を達成した。
今年は女性パイロットで臨んだが、5位に終わった。
記録:194.52m
【滑空機部門結果】
①Umeda Lab.(大阪)327.72m
②九州大学鳥人間チーム(福岡)317.57m
③Iwataniクリーンエネルギーチーム(大阪)300.57m
④飛ん女の会 with Flight Works(埼玉) 238.77m
⑤日本大学生産工学部津田沼航空研究会(千葉)194.52m
人力プロペラ機部門(最高記録40km:BIRDMAN HOUSE伊賀=2017)
過去の記録を見ると、
◯1990年(14回):初の1kmフライト(日本大学理工学部航空研究会)
◯1998年(22回):琵琶湖対岸到達(チームエアロセプシー)
◯2003年(27回):琵琶湖大橋到達34km(日本大学理工学部航空研究会)
◯2008年(32回):初のプラットホーム帰還36km(東北大学Windnauts)
◯2017年(40回):前人未到の40km完全制覇(BIRDMAN HOUSE伊賀)
※2018年(41回):台風のため中止
この結果、竹生島と沖島を結ぶ三角コースに変更され、総距離は60kmに。
今年も台風が接近したが天候が回復し、好記録が続出した。
●大阪府立大学堺・風車の会(大阪)
旋回ポイント目前の19kmで着水するもチーム記録更新!
記録:19000.00m
●京都大学鳥人間チーム Shooting Stars(京都)
出場23回目。最高記録:2054.41m
プラットホームから飛び立った直後に着水。
記録:197.97m
●東京工業大学 Meister(東京)
離陸直後から不安定で、コントロールできないのか湖岸に近づき着水。
記録:2225.17m
●早稲田大学宇宙航空研究会 WASA(東京)
父パキスタン、母日本人のパイロットで臨んだが、離陸してまもなく着水。
滑空機並みの記録。
記録:451.79m
●アルタイル(神奈川)
会長はチロルチョコ株式会社の会長。初出場。
機体制作費は850万円で今大会最高額。
かなり飛んだが5kmを超えて着水。
記録:5469.96m
●日本大学理工学部航空研究会(千葉)
最多記録・優勝8回を誇る。最高記録34km。2016年の優勝チーム。
機体制作費は学生最高額の400万円(バイトで捻出)。
高度も高くきれいなフライトを維持。5km、10kmと安定飛行に入る。
19kmを過ぎ、単独トップに躍り出た。竹生島を回って旋回完了。
疲れを見せるが、21km、30kmと過ぎていく。一度水面ギリギリになるが、
持ちこたえて高度を上げた。34kmのチーム記録も超えた。36kmの学生記録も更新。
大会記録の41kmを目指すが、38kmで着水。しかし学生記録を更新し歴代2位に。
記録:38010.28m
●立命館大学飛行機研究会 RAPT(滋賀) 記録:254.53m
●静岡大学ヒコーキ部(静岡) 記録:272.14m
●筑波大学つくば鳥人間の会(茨城) 記録:3889.33m
●東北大学Windnauts(宮城)
優勝5度/4年前は35,367.02mで優勝。
2008年にはプラットホーム帰還・往復36kmを達成。
今年のフライトはなかなか高度が上がらず不安定な状態に。
何度も着水しかけて上がったが、やがて力尽き着水。
記録:5438.19m
●BIRDMAN HOUSE伊賀(三重)
2017年に前人未到の40km完全制覇を成し遂げた強豪チーム。3回目の出場。
パイロットでチームリーダーの渡邉悠太さん(32)は工作機械メーカーに勤める。
今回はその技術で飛行機の各部品を磨き上げ、過去最高の機体を作ったという。
フライトは順調そのもの。難なく竹生島の旋回ポイントに到達(19km)。
ここからは追い風で時速40km/hになる。追い風は高度が下がりやすいので
パイロットの負担は大きい。しかしこれを切り抜け36kmを通過し、38kmで
日大を抜いた。やがて40kmを通過し大会記録を更新した。
沖島手前の旋回ポイントも通過し、まったくの安定飛行状態。
プラットホームめざして悠々と飛行する。逆風でペダルは軽くなったが時間が
かかるのでスタミナがもつか? しかし50km、55kmと通過、あとわずか。
プラットからも機体が見えてきた。あと1km、ゴールエリアに近づき、入った。
着水。大会連覇!大会新記録も樹立し、まさに無敵のフライトとなった。
フライト時間:2時間36分、60km完全制覇で優勝!
【人力プロペラ機部門結果】
①BIRDMAN HOUSE伊賀(三重)60km
②日本大学理工学部航空研究会(千葉)38km
③大阪府立大学堺・風車の会(大阪)19km
④アルタイル(神奈川)5.4km
⑤東北大学Windnauts(宮城)5.4km
※なお、首都大学東京鳥人間部T-MIT、東海大学TUMPA、大阪工大人力飛行機プロジェクト、
北海道大学 Northern Wingsが悪天候のためフライトできなかった。
※各部門優勝者には以下が贈られた。
1位:100万円(副賞IWATANIカセットフーシリーズ10万円相当、富士の湧水1年分)
2位:30万円
3位:20万円
スポンサーリンク
コメント 0